設定
スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングが提唱した元型における影（シャッテン）。個人の価値観で否定、抑圧される個人的影の概念から生まれたサーヴァント。
無数の個人的影の集まりのようなもののため、無数の人格が存在し、それらを統括する人格が存在する。否定された影であるためか、否定するのもされるのも嫌っている。
基本的に無数の人格を統括する人格以外表に出てこない、統括する人格の一人称は我々、統括する人格、個人として話すときは一人称が【私】に変化する。
穏やかな口調が特徴だが本性は冷酷であり温厚であり残忍であり慈悲深いという矛盾に満ちている。
【聖杯への願い】
全ての者に自分の影と向き合って欲しい
【希望AA】
お父様・第三形態（鋼の錬金術師）
絆レベル１
身長/体重：不明・不明
出典：史実の概念
地域：スイス？
属性：中立・中庸 性別：不明
絆レベル２
スイスの心理学者カール・グスタフ・ユングが提唱した元型における影（シャッテン）の概念であり集合体。
本来は悪魔、妖怪等の側面を借りて顕現するが、今回は数少ない自身の影を受け入れた無銘の英雄を核にして構成されている。
無数の影を統括している人格は影（シャッテン）にとっての影と言うべき側面が混ざったものである。
本来は人類を破滅に導き、抑止力に排除される側なのだが、今回は何故か人理を守るために活動している。
絆レベル３
彼が嫌悪感を抱かれるのは、見た目そのものが原因なのではなく、彼の正体が原因。
『自分が認めたくない自身の側面』『受け入れられない現実や価値観』『社会的秩序や規範に反するもの』『生きられなかった反面・半面』
それらを連想させられるからである。
○変化：A＋
人の形を取っているが本来は不定形でその気になれば質量もある程度自在に変化させる。
老若男女問わずに変身することが可能。
絆レベル４
○影:A＋
人間が持つ自身の一側面。無数の影を内包しており、それぞれが独立した意思を持っている。影に対する拒絶、無視、抑圧等を相手が行った場合、自身のステータス・スキルをランクアップさせる。
この効果は拒絶、無視、抑圧等を行った相手にしか発動せず、相手がアヴェンジャーを自身の一部と認識していなければ発動しない。またそれだけでなく対象の心を見抜き、精神干渉を無効化し、無条件で他者に嫌悪感を与える。
影とはその者の可能性だが、可能性であるが故に可能性を持たないため、アヴェンジャーは可能性を持つ者を羨み、見下している。
絆レベル５
自分自身（イッヒ・ゼルプスト）
ランク:B＋ 種別:対人宝具
『自分が認めたくない自身の側面』『否定してきたもの』『受け入れられない現実や価値観』『社会的秩序や規範に反するもの』『生きられなかった反面・半面』
これらの否定、抑圧されている対象の影（シャッテン）を具現化する固有結界を展開する。固有結界内では影は実体、事象などの様々な形で顕現する。
実体を持った影の場合、一時的に倒す事は可能だが、影を認めず、否定し続ける限り対象のステータス・スキルを模倣、強化されて復活する。この影はある程度アヴェンジャーの望むとおりに動かす事が可能。
影を倒すには己の認めたくない部分を直視し、その中にある肯定的なものを見出し受け入れれば倒す事が可能。受け入れた影は対象に吸収され、対象のステータス・スキルがランクアップする。
事象として顕れた場合は、固有結界内での現実を実際に起こっている事と認識させ、対象の知っている力ではどうしようもない恐ろしい現実（大切な人の死、絶望に満ちた可能性なき世界、紡いできた絆の崩壊など）を具現化する。
この現実を受け入れられずに、それをなかった事にする方法を実行したり、現実逃避をした対象は幸福な世界を見続けるが最後には全てを壊された上で、何もかも奪われ消滅する。
事象として顕れた影は物理的な方法や魔術、宝具を使っての打倒は不可能だが、『絶望に満ちた現実を受け入れた上で、諦めないこと』たったそれだけで倒すことが可能となる。
ちなみに吹っ切れたり、開き直ることでも影を倒す事が可能になるが、これは受け入れた事にはならず、そうやって倒した影は、再び固有結界に入った時により強力になって現れるだけである。
絆クエスト「光を妬むもの」をクリア
彼は無数の個人的影の集合体であり概念だが、統括する人格は影の影と言う性質から普遍的影に近い性質を持っている。（普遍的影とは文化などに左右されない影（殺人や悪など）を指す）
本来の属性は混沌・悪だが、自身の影を受け入れた無銘の英雄達を核にしたため、核にした者達の影響を受けて属性が変化、悪性だけでなく善性も内包するようになった。
人の影という性質上、アラヤの自滅因子のような性質も持っているが、大した力を持てず、人の歴史が続く限り生き続け、人が滅びれば共に滅びるだけの存在だったが、一部の英霊たちに力を与えられ活動を始めた。
絆クエスト「影の役割」をクリア
影は自力で変化することはできない、あくまでも光である自我の鏡だからだ。しかしアヴェンジャーは通常の影と違い、自身の影を受け入れた無銘の英雄たちを核にしている。
その影響でアヴェンジャーは普通の影と違い、不安定で成長はしないものの自我を持っている。自身と向き合い、変われずとも足掻き続けることが重要なのだと理解すれば、彼は救われるだろう。
roidmudes108 2016年09月04日(日) 03:13:47履歴
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