【R-18・酉】Fate/GO　我々はカルデアのサーヴァントのようです【安価】

ユーゴ
「テュポーン……テュポーンが小学生枠か……」

|>「ゼウス絶対許さねぇ（棒読み）」

復讐・夜叉♀
「実際、本来の姿は竜だったりするからねぇ。私も見たことあるけど……」

ユーゴ
「見たことあるって、カルデアでか？　よく壊れなかったなカルデア」

普化ちゃん
「ほら、フレポ霊基だし（魔法の言葉）」

ユーゴ
「なんでもそれで済まそうとするなよ？」

復讐・夜叉♀
「ともかく！　まずは災獣でしょぉ？　ここまで魔物を退治してきたけど、まだまだ先は長そうよ？」

調停・総理♂
「そうは言っても、四年一組の教室は三階にある関係でどうしても移動距離は長くなるからなぁ」

ユーゴ
「にしたってまだ二階だぜ……正直長すぎて飽きて来る頃だぞ」






調停・総理♂
「そう言ってやるな、マスター。小学生級のボスだからと災獣君も張り切っているんだぞ？　昨日の夜に晩くまで荷物確認をしている姿を見たしな」

復讐・夜叉♀
「……ギリシア神話最大の怪物なのよね？　災獣…………威厳とか…………」






復讐・夜叉♀
「それはさっき聞いたわぁ」

普化ちゃん
「めぇめぇ！　普化ちゃんちょっと思ったんだけど」

普化ちゃん
「天井（ここ）、ブチ抜いちゃえばショートカットになるんじゃないかな？」

復讐・夜叉♀
「ブチ…………えぇ！？」

復讐・夜叉♀
「待って待って普化ちゃん。ブチ抜くって天井を？　さっき総理が、災獣が張り切って魔物とか用意したってさっき話したわよねぇ？　その話を聞いて尚天井をブチ抜くっていう身も蓋もないショートカットを提案しているの？　災獣の努力を水の泡にするのに？」

普化ちゃん
「めぇめぇ！　だって普化ちゃん知ってるよ！　フロアを丸ごと改造して、結界24層、魔力炉3基、猟犬代わりの悪霊、魍魎数十体、無数のトラップ、廊下の一部は異界化させている魔術工房だって、ビルごと爆破しちゃえば関係ないんだよ！　つまりよくあること！」






復讐・夜叉♀
「あぁ！？　マスターが考えることを放棄したわぁ！？」

ユーゴ
「いや……だが、考えようによっては正しいかもしれない。俺の宝具（バイク）を使えば破壊した穴から上階へ移動することは訳ないし、こっちには俺の他にサーヴァントが三騎も揃っている。移動の瞬間の無防備さは十分にカバーできるからな」

ユーゴ
「この作戦………………行けるぞ！」

調停・総理♂
「しょうがないな。俺としては普化君の提案が一番合理的だし、正直イベントのテンポ的にも皆さんお待ちかねの災獣君をお預けして延々と魔物を退治していく様をお送りするのはダレると思う。ここは一発ショートカットしてみようか」

復讐・夜叉♀
「えっ……えっ？　いいの？　そんなずるいことしちゃっていいの？」






復讐・夜叉♀
「マスター、何とか言ってやりなさいよぉ！」





復讐・夜叉♀
「マスター！！」

普化ちゃん
「というわけで、いっくよー！！」

普化ちゃん
「(*￣-￣)人 南無釈迦牟尼仏……」


ドゴォォォォォォォォォン！！


調停・総理♂
「ぐわー！！」

復讐・夜叉♀
「ちょっとぉ！？　総理が爆発の巻き添え食らって吹っ飛んだんだけどぉ！？」

ユーゴ
「というか、どこに爆発が起きるような要因があったんだ！？」






普化ちゃん
「めぇめぇ！　そうだよ、普化ちゃん悪くない！」

復讐・夜叉♀
「少しは反省しなさいっ！」

調停・総理♂
「……い、いや。そんな茶番をやっている場合ではないようだ君達……上から魔物が降って来るぞ！」

ユーゴ
「カニ、蛇、ライオン……色んなタイプの人形！？　これテュポーンが用意した魔物か！？」

調停・総理♂
「そのようだな…………準備はいいか、マスター！　さっさと倒して上階に向かうぞ！」

---

【BATTLE】【BATTLE】【BATTLE】【BATTLE】【BATTLE】

---

ユーゴ
「ふぅ……なんとか三階まで辿り着いたな…………」

調停・総理♂
「ここまで非常にテンポよく来れたな！」

復讐・夜叉♀
「……テンポ……良く…………？」

普化ちゃん
「夜叉ちゃんはしばらく常識が壊れちゃってナイーブだからそっとしてあげようね！　めぇめぇ！」

調停・総理♂
「さて、これから四年一組の教室に行くわけだが………………」

弓兵・災獣♀
「…………………………」






弓兵・災獣♀
「貴様ら…………」

弓兵・災獣♀
「貴様ら！！　貴様らには人の情というものがないのか！！」

調停・総理♂
「ちょっと涙目だな」

弓兵・災獣♀
「我が夜なべして作った仕掛けの数々が…………折り紙でわっかとか作って頑張って飾りつけしたのに…………」






弓兵・災獣♀
「全部無視して床をぶち抜くとは何事だ！！　ギリシア魔物人形シリーズも全部ノーリアクションで倒して進むし！　せっかく可愛く作れたのに！」

復讐・夜叉♀
「なんてむごい……」

弓兵・災獣♀
「イベントなんだから、もっとこう、楽しめ！　最適解とか合理的とかそういうことは一旦忘れて、襲い来るアクシデントを全力で受け入れろ！」






復讐・夜叉♀
「…………マスター、あなたって人は…………」

弓兵・災獣♀
「もう、もう許さん！　貴様らのイベントはここで終了だ！　怪物の王を敵に回して、生きて下校できると思うなよ！」

---

---

弓兵・災獣♀
「やっぱり主人公には勝てなかったよ…………」






復讐・夜叉♀
「ふぅ…………これでとりあえず小学校ゾーンは一通りクリアしたことになるわねぇ」

普化ちゃん
「■■■■■！　じゃなかった、おめでとう！　普化ちゃん、ぐだ子ちゃんならやってくれるって思ってたよ！」

復讐・夜叉♀
「私達はこのまま小学校ゾーンに残って撃ち漏らした魔物たちを退治しているけど……マスター達は中学校ゾーンに行くのよね？」

調停・総理♂
「ああ。中学校ゾーンのサーヴァントも手助けしなくては、始業式を始めることができないからな。先は長いぞ、マスター」

復讐・夜叉♀
「そう。じゃあ頑張ってね、マスター達。…………それと、最後に聞きたいんだけど」





復讐・夜叉♀
「…………本当に、今回のイベント、嫌々やっていて、さっさと終わらせたいって思ってる？」





復讐・夜叉♀
「……そ。それなら、よかったわ」

普化ちゃん
「めぇめぇ！　マスターが楽しんでくれたなら、普化ちゃんも嬉しいよ！」

弓兵・災獣♀
「我らは此処にいるから、気が向いたら手伝いに戻って来るがいいぞ！」

---

ユーゴ
「……素直じゃないな、ぐだ子」






ユーゴ
「さあな」



←カルデア始業式・小学生級-2
→カルデア始業式・中学生級-1?