ある日の何処か

裸王「やばい…やばいやばい」

白盾「お、どうしたんだい?裸王、そんなところでウロウロして」

裸王「白盾の旦那か…頼む!助けてくれぇぇ!」

白盾「う、うぉぉぉぉ!!揺らすな揺らすなぁ!!…ハァ…ハァ…どうしたと言うのだ。落ち着いて話して見ろ。」

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白盾「奥方との婚約指輪を無くしたぁ!?どうしてそんな大事な物を…」

裸王「仕舞っとけるなら仕舞っとるわ!仕方ねぇだろ…あれの”呪”で俺の位置把握してるんだから。
持たされてるの!持ってないってバレたらどんな仕置きされるか…!とにかく頼む!俺の宝具の認識齟齬が切れる前に見つけないと俺の色々がやべぇ、探すの手伝ってくれ!」

白盾「身に付けていたのではないのか?」

裸王「指には嵌めたくなくてブレスレットにして首から下げてた」

白盾「あぁ…あの首してるアクセサリーがそれだったのか。ハァ…仕方ない、白き盾を頼りにされたとあっては無下ににはできないな、手伝おう。」

裸王「ありがてぇ!昨日の朝まではあったんだがなぁ」

白盾「うーむ、せめて手掛かりでもあればそれに沿った場所を探せるんだが…
おい裸王!焦ってないで聞け!昨日はどこで何してた?
まずは落ち着いて昨日の朝の行動から洗い直すのだ」

裸王「あ、あ、焦ってねーよぉ!昨日は確か朝から…」


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裸王(ふんふんふーん
お?)

???「はっはっは、現世君は照れ屋だなぁ、そんなに駄々をこねなくとも次も一緒だから大丈夫さ」

??? 「照れてない!放せぇぇ!なんで余が抜け出せないんだよ!」

??? 「はっはっは、はっはっは…ん? 裸王君か相変わらず君は良い筋肉をしているね。まぁ私の肉体美には及ばないけどね。 」

裸王(うわぁ濃い…)
「おぉ…交渉の旦那と現世の旦那じゃねぇか。こんなところでなにやってんだ?」

交渉「む?あぁ…今は全竜交渉と言って………」


(詳しくは 「 調停・交渉の行く、全竜交渉! 」 へ!)


交渉 「…をやっているのさ。」

現世「余は巻き込まれただけだ!もう帰らせろよ!うぅ…写真殿に会いたいよぉ…」

交渉「はっはっは、現世君はげ 現世「うるさいよ!」…だなぁ!」

裸王(こいつら仲良すぎ… 現世 「良くない!」…俺の心読むなよ… )

交渉「ふむ…裸王君もこの間、兎耳君に”影がうすーいおにーさん”と呼ばれていた事だし、いつの日か全竜交渉の場に呼ぶとしようか。」

裸王「やめてね!?あれ地味にキツかったんだから!!語尾とか結構真面目に考えてたんだから!?」

現世 「強い奥さん居たり、年中上半身裸だったり、うるさい割にはあんまり目立たないよね君。」

裸王「追い討ち!?現世の旦那ぁそれ言ったらダメな類い!あと兎耳はいつかぶっとばす」

(どこか違う場所)
兎耳「くしゅん!んー?なんだろー」

狂犬「どうした?風邪には気を付けろよ?」

兎耳「やだなー、霊体なんだから風邪なんかひかないよ?」

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交渉「そういえば裸王君と言えばいつの日か、写真君の尻をハリセンで叩いてそれを売っていたね。」

現世「そういえば…よしこいつを■■う。」

裸王「やだ…俺の命風前の灯火すぎ…!
悪かった!もうしないから!許してくれよ!戦闘向いてないんだから俺!」

交渉「はっはっは、現世君そこまでにしておいてあげたまえ、 裸王君も反省しているようだし、何より写真君を好いてる者達を敵に回す程愚かでもないだろうよ。 」

裸王(こいつ…自分からけしかけた癖にまとめやがった…)

交渉 「そういえば裸王君と言えばあのお強い奥方、むしろあちらが本体と言えるかもしれない。そんな女傑と一体どんな出会いをしたのかね?一方的に尻に敷かれているようだが」

現世「あぁ…そこは余も少し気になっていた、写真殿と仲良く君の愚痴で盛り上がっていたよ?」

裸王「現世の旦那…そこ詳しく…最近写真の嬢さんが気軽に妻を呼び出しすぎて大王マジ怖い」

交渉 「まぁその話は後でもいいじゃないか、世を去った後でも一緒の座とはなんや間やいって愛情深かったのではないのか?」

裸王 「後でも良くないぜ!?ふんっ…どうだかな。少なくとも俺の方には愛があったのかは微妙だな…」

交渉「と言うと?」

裸王「俺はあいつを政略の上での婚約相手と見ていたよ。かつてのハワイ諸島はバラバラで島民同士の争い島同士の戦争なんて当たり前だった…男はこんな笑えない国には居たくない、だが故郷を捨てる程腐りたくはなかったし俺は友達と笑って暮らして行きたかった。それならばこのクソったれな島を統一するしかない。だがそんな事は一介の豪族では無理な話だった。現世の旦那ならどうする?」

現世 「え?余にはよくわかんないけど更に大きな権力を手にするしかないんじゃない?」

裸王「ははっ!その通りだ!無理ならばもっとデカイ力を手に入れるしかない。どうするかって話は単純だ、当時はもっと上の権力者の娘を手に入れれば良い、家柄に拘る奴らばかりだったからそれが一番近道だったんだ。今言った通り、俺はあいつを力を手に入れるための道具と見て近づいた。」

交渉「ふむ、あの時代の島民の数はたかが知れている。諸島同士の争いならば尚更だな、外様に頼ることも有っただろう、ならばそれを握れる権力が必要ということだな」

裸王「あぁ…あの時代は1人の英雄ではない、民、兵、金を握れる権力と指揮が必要だったんだ。」

現世「でもよく、そんな偉い人の娘を手に入れる事できたね? 裸王って戦闘能力は低いんでしょ? 」

裸王「お前らが異常なだけだっての…まぁそれはちょっとした技で……てかなんで俺はこんなこと話さなきゃ…… ???「あら?何をしているのですか?」」

交渉「まぁここまで話したんだ、もう話してしまえばいいさ……おや?君は……」

???「あれ? 何の話してたんです?」

交渉「写真君と雪霞君ではないか」

現世「しゃしんどのぉぉぉ!!」

To be continued…

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