【R-18・酉】Fate/GO　我々はカルデアのサーヴァントのようです【安価】

「兎耳の井戸端会議4」

兎耳「うぜえええええええ！お前らもそう思うでしょ？ワニザメ３２号、８６号！」

３２「五月蠅い少し黙れ、愚痴に付き合ってやるとは言ったが音量を下げないと帰るぞ」

８６「そもそもちゃんとした名前があるんだからそっちで呼べよお前…」

兎耳「名前とか知らん！そんなことより流石にこれはどうかと思うよ私！２人もそうでしょ！」

３２「怒らせてボコボコにしてもらおうという魂胆が丸見えだ馬鹿が
　　　俺はそんなことに付き合ってやるほど暇じゃない、いい加減本題を話さないと帰るぞ」

８６「俺たちに賛同を求めてんじゃねえよ、そもそも俺たち何の話かすら知らないんだぜ？」

兎耳「叫んですっきりしたし本題を話そう、最近座の人数が多すぎると思わない？」

３２「なるほどな、大体分かったがお前にはどうしようもないことだし諦めろ
　　　それにしてもお前がそこまで気を使うとは相当いい奴らなんだな」

兎耳「まあある程度はね、少なくともそれ位には」

８６「２人だけで会話してんじゃねーよ、順序立てて説明しろよ
　　　じゃないとお前の今仕掛けてる悪戯他の奴にばらすぞ」

兎耳「いや、数が増えるのも賑やかになるのもいいことだけど新入りの一部が生意気だなって
　　　ほら、最近入った人って挨拶もしないし何も一言も喋らない奴が多いでしょ？」

８６「『でしょ？』とか言われても知らねーよそんなの、それに新入りは必ず挨拶しろってのは少し乱暴だろ
　　　誰と何話そうが自由だしそれを強制はしちゃいけねえだろ」

兎耳「分かった率直に言うよ、ダイスで会話相手が決め辛くなった私怨だよ文句あるか？」

３２「文句は多いがまあ次に行こう、怒ってるのはそれだけじゃないんだろう？」

兎耳「あとは最近皆の会話内容がピンクなことかな、てめーらの頭はお花畑かようぜーよ」

８６「さっきと同じこと言うが会話内容なんて自由だろ、お前に口出しされる筋合いなんてねえよ
　　　それにやる時はやるみたいだし大丈夫だろ、今回も無事に特異点を解決したしな」

３２「そこに口出しするのは少し干渉が過ぎると俺も思うな、君は色恋沙汰はむしろ推奨してる方だろう」

兎耳「２人きりでいちゃついたり…と言うかまともな恋愛なら問題ないんだよ！
　　　媚薬だったり退魔忍だったりショタコンだったりToLOVEるだったり死ぬほど目障りなんだよ！
　　　話だけならまだしも実際にそんな光景が繰り広げられるとウザくて殺したくなる！」

３２「はあ……もういいだろう兎、それ以上は惨めで聞いてられない
　　　お前も言いたいことは言っただろうしそろそろ本題を話していいか？」

８６「頼むぜ海加、こいつの話は回りくどくて仕方がねえ」

海加「お前は怒ってるふりをして一切怒っていないな、いつものパターンだ
　　　むしろ治安や風紀の乱れを心配しているんだろう？」

兎耳「……ご名答」

海加「新入りの件は人が増えて統率が取れなくなっていないかの心配、
　　　色恋の件は話や行動そのものよりストッパー役がいないのを心配しているんだろう？」

兎耳「断っておくと居ないわけじゃなく常識人も多いよ？ただ事件を起こす人の多さに対応しきれてないんだ」

８６「お前が心配しなくても大丈夫だと思うがなあ、それにお前が動いても変わんねえだろ
　　　無駄に考えて空回りするのはお前の悪い癖だぞ？後心配性も直せ、後回りくどい性格も」

兎耳「うるさい、これが性分なんだから仕方ないでしょ」

海加「あと怖がりで寂しがり屋なところもだな、さっきの意見を公で言えばいいのにそれをしてない
　　　嫌われ者、憎まれ役になるのがそんなに嫌か？」

兎耳「本当に必要になったらやるよ、やるけどあまり好きではないかな」

８６「そこで嫌いだってはっきり言わないあたり面倒な奴だよなお前」

兎耳「うるさい！まあ解決はしてないけど聞いてもらって気は晴れたよ、ありがとう」

海加「どういたしましてだ、じゃあ帰るが身の振り方はよく考えろよ？」

８６「俺も帰らせてもらうぜ、てめえが気にしても仕方ないから考え込むなって」

兎耳「２人ともお疲れ……はぁ、気にしても仕方ないのは分かってるんだけど難しいなあ…」


兎耳の井戸端会議4 完