最終更新:ID:nXyqoEQCyw 2016年08月16日(火) 02:14:28履歴
前作:我々は騎空士のようですの成分があるので注意してください。
まずインスタントのコーヒーを適当に大さじ一杯、それに砂糖を五杯と知れば遠慮する謎キューブ一個
そいつを容器の半分に湯を入れ泥のようになるまで混ぜたらゆっくりとミルクを残り半分混ぜ入れる
「コレこそがアッシの黄金ブレンド…!」
「工程で胸焼けを起こすモノ私のラボで作製しないでくれないか」
「じゃあ薬タバ吸わせろや」
「手ごと灰になりたいなら火は借すぞ」
サンプルにキミの灰は興味あるがなと背を向けレポートに集中してる言葉に小さく舌打ちを返す
アッシは温めのコーヒーに口を付けて雑に甘苦い味で少し頭を冷やすようにする
しかし器にビーカーを使わせるのはまさにコイツらしいな、と苦笑しつつ
アッシがいるのはついさっきまで憎まれ口を叩きあった魔兵・不死のラボ、という名の英霊の座だ
ちょっとした事で携帯灰皿を頼んだ条件に研究のモル…協力者として頼まれたわけだ、不本意だが
『ハートランドの喰種、そこにサイボーグに赫者が混ざったなんていうアホな奇跡の体現たるキミはもってこいのサンプルなのだよ!』
と、どこぞのクインケマニア的な狂気で迫るので断りきれなかった、したらクインケにされたかもしれんし
まあ携帯灰皿は入れた吸い殻に小さいゴミなら跡形も無く焼却するんで助かってはいるが
奴曰く「ちょっとした浄炎の応用だよ」らしい、神の奇跡も雑な扱いなんてまるで前の世界と同じだな
…前の世界か
まだ何か書いてる奴の背中を見ながら思う、今の世界には四人…二人は色々混ざって変わったのを除けば
ここにいるアッシ達だけが少しだけの差異はあれど、前とほぼ変わらずここに存在してる
恐らくは真っ当に死んだであろうアッシの最後から冒涜的な空間での奴隷生活に時間の概念は無い
あるのはナニかを繰返してるという感覚だけでしかない、ナニかの正体すら掴めず脳髄に音楽だけが響く
親の顔も
昔の女達も
"帝国"の仲間や同僚との記憶も
もう磨耗しきっている、何かの切欠で思い出す事はあっても細かい事すらも今は
そんな時に今の世界で 少し経った頃コイツと再会…といようよりは目立ってるのを見つけた
本性知らない子に自分の偉大さをドヤ顔で語っていたのを見て小声で失言したのは反省しない
その後はお察しだったがその時に勢いで流した世界の薪になってここに来たと言っていたのを今さら思い出す
それがどんな事なのか詳しくは知らんがろくでもない事だけはアッシにも理解できる
コイツも色々あったんだよなあ
残りの甘苦液を胃に流しながら憂いの目で思うと不死が振り返り目が合う
一瞬こっちに驚愕したような顔だったがすぐにいつものニヒルな口調でいつもの軽口を交わす
「なんだね、そんな目で見つめて…ハハーンさては私によk」
「ジョークは経験詐称だけにしとけ喪女が…ただ腐れ縁について考えてただけだ」
「喪っ!?…まあ確かにキミとは色々長いがいい加減私の偉大さに気づけとブツブツブツ…」
変わるもの変わらないものがある、それは世界が違えど生きる誰かの最大の悩みだろう
けど今は、そこの自分の世界まっしぐらの奴をどうするかという事だけで
とりあえず空になったビーカーを頭に放る事にした
end
まずインスタントのコーヒーを適当に大さじ一杯、それに砂糖を五杯と知れば遠慮する謎キューブ一個
そいつを容器の半分に湯を入れ泥のようになるまで混ぜたらゆっくりとミルクを残り半分混ぜ入れる
「コレこそがアッシの黄金ブレンド…!」
「工程で胸焼けを起こすモノ私のラボで作製しないでくれないか」
「じゃあ薬タバ吸わせろや」
「手ごと灰になりたいなら火は借すぞ」
サンプルにキミの灰は興味あるがなと背を向けレポートに集中してる言葉に小さく舌打ちを返す
アッシは温めのコーヒーに口を付けて雑に甘苦い味で少し頭を冷やすようにする
しかし器にビーカーを使わせるのはまさにコイツらしいな、と苦笑しつつ
アッシがいるのはついさっきまで憎まれ口を叩きあった魔兵・不死のラボ、という名の英霊の座だ
ちょっとした事で携帯灰皿を頼んだ条件に研究のモル…協力者として頼まれたわけだ、不本意だが
『ハートランドの喰種、そこにサイボーグに赫者が混ざったなんていうアホな奇跡の体現たるキミはもってこいのサンプルなのだよ!』
と、どこぞのクインケマニア的な狂気で迫るので断りきれなかった、したらクインケにされたかもしれんし
まあ携帯灰皿は入れた吸い殻に小さいゴミなら跡形も無く焼却するんで助かってはいるが
奴曰く「ちょっとした浄炎の応用だよ」らしい、神の奇跡も雑な扱いなんてまるで前の世界と同じだな
…前の世界か
まだ何か書いてる奴の背中を見ながら思う、今の世界には四人…二人は色々混ざって変わったのを除けば
ここにいるアッシ達だけが少しだけの差異はあれど、前とほぼ変わらずここに存在してる
恐らくは真っ当に死んだであろうアッシの最後から冒涜的な空間での奴隷生活に時間の概念は無い
あるのはナニかを繰返してるという感覚だけでしかない、ナニかの正体すら掴めず脳髄に音楽だけが響く
親の顔も
昔の女達も
"帝国"の仲間や同僚との記憶も
もう磨耗しきっている、何かの切欠で思い出す事はあっても細かい事すらも今は
そんな時に今の世界で 少し経った頃コイツと再会…といようよりは目立ってるのを見つけた
本性知らない子に自分の偉大さをドヤ顔で語っていたのを見て小声で失言したのは反省しない
その後はお察しだったがその時に勢いで流した世界の薪になってここに来たと言っていたのを今さら思い出す
それがどんな事なのか詳しくは知らんがろくでもない事だけはアッシにも理解できる
コイツも色々あったんだよなあ
残りの甘苦液を胃に流しながら憂いの目で思うと不死が振り返り目が合う
一瞬こっちに驚愕したような顔だったがすぐにいつものニヒルな口調でいつもの軽口を交わす
「なんだね、そんな目で見つめて…ハハーンさては私によk」
「ジョークは経験詐称だけにしとけ喪女が…ただ腐れ縁について考えてただけだ」
「喪っ!?…まあ確かにキミとは色々長いがいい加減私の偉大さに気づけとブツブツブツ…」
変わるもの変わらないものがある、それは世界が違えど生きる誰かの最大の悩みだろう
けど今は、そこの自分の世界まっしぐらの奴をどうするかという事だけで
とりあえず空になったビーカーを頭に放る事にした
end
このページへのコメント
感想ありがとうございます、時間あけば校正しますので報告あればお願いです
誤字を取り下げます。
面白かった(小並感)
キャラ崩壊と言っていましたが、別にそんなことはありません。
誤字(私の間違いだったらごめんなさい)
「工程で胸焼けを起こすモノ私のラボで作製しないでくれないか」
「工程で胸焼けを起こすモノを私のラボで作製しないでくれないか」
やっぱりカッコいい…
自分もこんなカッコいい雰囲気で文が書きたいです…
またうちの駄文に出させていただければ幸いです!