それはある日のカルデアの昼下がり。
槍兵雪霞、同じく断崖、狂兵森番、そして暗兵不視はサーヴァント居住区のとある一室を訪れていた。


不視『いやー、それにしても珍しいよね。現世ちゃんが遅刻なんて。』


雪霞「そうですね、普段なら集合の五分前には必ずいるんですが。」


断崖「ほら、昨日は交渉のやつのアレがあったから。」


森番「ああ、私も一度参加させていただきました。全竜交渉(ステマ)ですね!」


断崖「そうそう、それで疲れて寝坊したんじゃないの?」


不視『あー、交渉ちゃん、現世ちゃんのこと大好きだもんねー。
とりあえず僕が部屋に入ってみるよ、みんなはここで待ってて?』

雪霞「あ、お願いします!」


(ガチャ)


不視『おーい、現世ちゃん起きてるー?』


現世「んー、その声不視か?・・・・・・?はっ!!寝坊してしまった!!」
「すまない!すぐに支度をしよう!」


不視『いやいや、仕方ないよ。寝坊なんて誰にでもあるし。』
『でもなんでそんなに疲れてんの?』


現世「昨日の夜、突如交渉が襲撃を仕掛けてきて気がついたら明け方だったのだ。あの野郎・・・!
ん?しかし、確かあの馬鹿を気絶させて、縛って置いたはずだがいないな。」


不視『そこの布団膨らんでるし、そこの中じゃないの?』


現世「む、本当だ。おい!起きろ交渉!余は出かけなければならないのだ!(布団をめくる)
早く目を覚ませ・・・・・・・・・?」


???「zzz zzzんっ。」

現世「?、???女・・・??は?ちょっと余思考停止寸前。」


不視『』


現世「ま、待て。おかしい。これは絶対交渉の罠だ!余は知らんぞ!
だから叫ぼうとするなヤメロォー!」


不視「(大きく息を吸い込み)現世ちゃんが女の子と一緒に寝てるーーーーー!!!???」


現世「『』が外れるほどか!?てか大きな声でいうのやめろぉ!」


???「んんぅ?やかましいな。またあの全裸が騒いで・・・・・・。ってここはどこだ。
ん?なぜ私が現界している。」


(ガチャ)
雪霞「どういうことですか現世さん!写真さんに言いつけますよ!」

断崖「そんなことするやつだとは思ってなかったぜ!見損なった!」

森番「あのー、ところでそこの女性はどなたなのでしょうか?」


現世「待って、待って。一番混乱してるの余だから!ちょっと時間を頂戴!
畳み掛けるのと写真殿に言うのだけはやめて!!」


???「あぁ、なるほど。状況は飲み込めた。迷惑をかけたな。現世殿。」


不視『?やっぱり現世ちゃんの知り合い?』


???「いや、私はここにいる皆さんのことをよく存じ上げてるよ。
改めて名乗らせてもらおうか。」


交渉♀「私はそうだな、交渉♀。あの馬鹿男の中にいる人格の一つだ。」


「「「「『?・・・・・・!?えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!??』」」」」


続く!!

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