設定
【背景】
産み落とした親に似つかない整った顔、金の髪、透き通る緑の瞳が災いしたのか妖精との間の取り替え子なのではないかと親に疑われ、生まれてすぐ森の中、イチイの木の下に捨てられた。
その後、彼女はなんの気まぐれか森の精霊に拾われ、育てられることとなる。精霊に付けられた名前はロビン（駒鳥）。
彼女はロビンフッドとして英霊の座に召し上げられる以前からロビンと呼ばれていたのである。
人あらざる者を見る目を持ち、森の精霊、特に妖精パックに愛された少女。
一人の精霊に拾われ育てられ、森を愛し、森に生き、森で死んだ。
【性格】
妖精に育てられたせいか、人よりも精霊や妖精よりの価値観を持ち、考え方もそちら側へとよりがち。
基本的には陽気で明るく、朗らか。ただし、自身が裏切られた時、仲間（妖精）のため、友達（精霊）のため、怒るときは激昂し、悲しいときは素直に泣く。
音楽が好きで踊りが好き。人の団欒や祭りにいつの間にかきて、いつの間にか紛れ込んで楽しんでいる。
笑顔でひどいことを仕出かすが、妖精よりだから仕方ないで諦めよう。
迷子の子供や人間を森の外まで案内することもあるが、悪人には容赦しない。
精霊と妖精に育てられたので悪戯好きな一面も垣間見せるが彼女は生涯を通して、弱者の味方であり、悪を挫き、善を助けていた人間でもあった。
ただし、森に危害をくわえる者なら話は別。奇襲や闇討ちなんのその。手段を選ばず目標を追い出すか、殺しにかかる。一度は忠告、二度目はない。
アライントメントが中立・悪なのはそのせい。
【妖精パック】
今回カルデアに呼び出された彼女――ロビンフッドの相棒にして、寵愛を与える者。
ロビンフッドと同一視されることもある妖精パックに彼女は深く愛されていた。
特に何かあったわけでもなく、特に何かしたわけでもない。
美人ではあったけれど、とびきりの美人であったわけでもない。
ただ、誰かの幸せを祈り、誰かの不幸を悲しむことが出来る彼女をパックは愛したのである。
揶揄い交じりに愛を囁き、手をつなぐ。結ばれることはついぞなかったが、それでも二人はいつもともに居たという。
【聖杯への願い】
最期に泣いていた相棒パックに一目でいいからあって、言葉を伝えたい。
（英霊の座に一緒に居るパックではなく、あの時、死にゆく自分の為に泣いてくれたパックへきちんと言葉を伝えたい）
絆レベル１
身長／体重：168�僉�49ｋｇ
出典：史実
地域：イギリス・シャーウッド
属性：中立・悪
性別：女性
精霊に妖精や精霊の住処である異郷で育てられたせいかエルフ耳である。
絆レベル２
イギリス・シャーウッドの森に住み、圧政者に対し弓を引くロビンフッドと呼ばれる無銘の英霊。
今回カルデアに召喚されたのは、いつかどこかで、誰かにロビンフッドだと囁かれた無銘の英霊たちの中の一人である。
え、肩に妖精っぽい光の玉が見える？ ………相棒がついてきてるだけだよ！！
絆レベル３
人非ざる者に育てられたせいか、人よりも妖精よりの価値観の持ち主。
基本的には明るく朗らか、悲しい事があれば泣き、嬉しい事があれば笑顔を見せる。
素直に感情表現をする。
偶に悪戯好きな一面を垣間見せ、笑顔で酷いことをすることもあるが悪気はない。
また、マスターの言う事は聞くし、本人が納得できれば、大体の命令には頷く。
ただし、本人が姦計に嵌められ死亡したため、裏切りを毛嫌いしている。
絆レベル４
精霊の弓（イー・バウ） ランク：Ｃ 対人宝具
シャーウッドの森に古くから存在したイチイの木から削りだされた弓から矢を射ることにより発動する。
通常ならば普通に弓と矢を使って攻撃するのだが、実は弓があれば魔力を矢にして放つことも可能なため、接近戦に持ち込まれた時に矢がないと何もできないと思ったか馬鹿め！！と言わんばかりに無手からの反撃も出来る。彼女にとっての矢とは普通に矢じりのついた矢と魔力で作成したレーザーの二つである。
弦を引き、音を武器とするトリスタンとは似て非になる宝具。
矢に魔力と精霊の力を込めており、放たれた矢は標的を自動で捕捉して追尾する。
その為、その矢は標的に当たるか、矢に宿る精霊の力を祓わないかぎり、止まることはない。
また、イチイの毒に加え、妖精パックの加護（寵愛）を利用している為、自然が多い場所、特に森の中で放つと森と一体化（透明化）し、毒付きの矢が標的を追尾するという恐ろしい代物になる。
絆レベル５
アーチャー以外の適性はキャスターとアサシン。
寧ろ、魔力の高さ的にはキャスターの英霊でも可笑しくないのだが、ロビンフッドとしての知名度の影響でキャスターとして呼ばれることはまずない。
まだ、アサシンとしての方が呼ばれるかもしれない。
顔のない王こと皐月の女王として姿を消せたり、妖精パックの寵愛の力により姿を変化させたりできるアーチャー。
それが彼女である。………ぶっちゃけ、一対一で正々堂々と戦うよりもゲリラやったり、ひたすら姿を隠蔽してのスネークプレイとか仕事人スタイルで戦った方が強い。
エクストラ形式では弱くバトルロワイアル形式だと強い。
絆クエスト「妖精憑きの少女」をクリアすると解放
彼女は相棒である妖精パックの寵愛によって呪い、魔術、毒物などに深い耐性を持っていた。
それに加えて、生前から自由自在、変幻自在に姿を変えたり、消したりすることが出来た。
その為、長い間に渡って森を根城に死王の兵隊を散々に引っ掻き回したが、派手にやりすぎた為、王の目に入り込んでしまった。
―――――その結果、彼女は姦計に突き落とされることとなる。
一度助けた人間を利用され、裏切られ、背中から刺され、その傷が原因で命を落とすこととなった。
それは助けた人間の本意ではなく、村を人質に取られたための結果であり、彼女一人に散々に翻弄された王や兵隊たちの策略だったのだが、そんなの知るよしもない彼女は裏切られたと泣きながら森に逃げ込み、自身が捨てられていたイチイの木の下で、命を落とす。
その亡骸は彼女に恋をしていた妖精パックによって異界に連れ去られたとも、イチイの木の下で眠っているとも囁かれている。
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