最終更新:ID:KDErMghxjg 2016年08月19日(金) 02:01:57履歴
カルデアにある娯楽スペース。
日夜、英霊達が騒いでるこの場所の一画・・・と言うか隅っこ。
他の英霊達には適度に視界に入らず、尚且つ全体を見渡せるこの場所を暗兵・不視はお気に入りにしていた。
しかし、この日はそのお気に入りの場所に不視の姿だけでは無かった。
「最近、交渉のやつがおかしいんだがなんか知らねぇか?」
そう聞いてくるのは騎兵・狂犬。狂犬と言う名とは裏腹に面倒見が良く皆のお兄さん的存在になっている。
最近、一部の女性との関係との話題に上がっている。
「うむ。それに関しては余も常々に思っていた」
そう頷くのは暗兵・現世。最近、恋人をちゃっかり手に入れたまさに勝ち組の一人である。
「そうね。それに関しては私も同感よ。特に現世と写真に対する態度がやばいわ」
そうぼやくのは復讐・夜叉。近い将来、罰ゲームで猫耳ランドセルをしたり写真撮影をしたりとちょっぴり不幸な子。
「で、そういう訳だからお前はどう思うよ」
狂犬は目の前にいる人物に問いかける。問いかけられた不視は、ズズとお茶を飲み、
『うん。取りあえず君たちが交渉ちゃんの事が大好きなのはよーーーーく分かった』
「はぁぁ!なんでそうなるのよ。全然違うわよ!」
『はははは、ツンデレおつらぁば!』
不視の言葉に反論する夜叉。それをからかったに不視に夜叉は骨を投げつける。
『まぁ、皆が何を言いたいのかは分かった。けど、なんでそれを僕に聞くの』
不視の疑問はもっともだ。正直、カルデア一影が薄いと自負している不視にとって相談されるとは思ってもいなかった。
「いや、お前が影薄いとか正直ないわー」
『!?』
「不視殿ってピンポイントで濃い時とかあるな」
『!!!?』
狂犬、現世の言葉に不視は驚きの顔をする。
「正直、あの交渉に優しいって時点で相当濃いわよ貴方」
『いや、それは流石に言いすぎじゃないかな?』
『で、何の話してたんだっけ?』
ちょっと、自分があのカオスっぷりと同等と言う事実に衝撃を受けつつ不視は話し再開させる。
「だから最近、交渉の様子がおかしいってことだ。最初に比べてこう・・・キャラがブレてるっていうか」
「情緒不安定と言うべきかもしれないな」
狂犬の言葉に現世が続ける。
『キャラがブレてるって言うけど、交渉ちゃん割と最初っからあんな感じだったよ』
「いやいやいや、いくら何でもおかしいわよ。あれはもう下手したら多重人格とかそんな感じよ」
不視の言葉に夜叉が否定する。確かに、最初と比べてちょっぴり愛が重たくなっていたりはするものの不視にとって別段おかしなことはなく、
『ああ、そうか。そういうことか』
ポンと何か思いついたのか不視は手を打つ。
「何?やっぱり何かあるのね」
ガタッと身を乗り出す夜叉。
『うん。取りあえず、君たちが交渉ちゃんの事が大好きゃるぶ!?』
「それはもう良いのよ」
再び骨を投げられる不視であった。
『まぁ、交渉ちゃんはおかしいって言うけど別におかしくなってないよ』
赤くなった額をさすりながら不視は話す。
『むしろ、正しくなったっていう感じかな?おっと、疑問は受け付けないよ。これは僕の憶測なんだから』
『そもそも、交渉ちゃんは正規の英雄じゃない。ガワのベースとなっているのが今の交渉ちゃんであって本来は様々な存在が混じり合っているんだよ』
『器は同じで中身はぐちゃぐちゃ。だから、言葉の端々に違和感を感じるんだよ』
『もっとも、交渉ちゃんにとってはそれが当たり前。だって、中身の元は同じなんだから。』
『まぁ、気にすることは無いよ。暫く経ったら中身が統一されるか。器が変わるかのどっちかになるんと思うから』
『さて、これで君たちの疑問は解消した。さぁ、解散解散』
「やっぱ、おめえは十分濃いと思うぞ」
狂犬の言葉に不視以外の二人はうんうんと頷く
「なんでさ」
後日談
数日後のカルデアでは交渉がショタになったり狂犬がお父さん宣言したりと相も変わらず混沌としていた。
不視はその光景を眺めながらお茶を飲む
「本日もカルデアは混沌と。平和だね」
カッコつけずそうぼやくのであった
日夜、英霊達が騒いでるこの場所の一画・・・と言うか隅っこ。
他の英霊達には適度に視界に入らず、尚且つ全体を見渡せるこの場所を暗兵・不視はお気に入りにしていた。
しかし、この日はそのお気に入りの場所に不視の姿だけでは無かった。
「最近、交渉のやつがおかしいんだがなんか知らねぇか?」
そう聞いてくるのは騎兵・狂犬。狂犬と言う名とは裏腹に面倒見が良く皆のお兄さん的存在になっている。
最近、一部の女性との関係との話題に上がっている。
「うむ。それに関しては余も常々に思っていた」
そう頷くのは暗兵・現世。最近、恋人をちゃっかり手に入れたまさに勝ち組の一人である。
「そうね。それに関しては私も同感よ。特に現世と写真に対する態度がやばいわ」
そうぼやくのは復讐・夜叉。近い将来、罰ゲームで猫耳ランドセルをしたり写真撮影をしたりとちょっぴり不幸な子。
「で、そういう訳だからお前はどう思うよ」
狂犬は目の前にいる人物に問いかける。問いかけられた不視は、ズズとお茶を飲み、
『うん。取りあえず君たちが交渉ちゃんの事が大好きなのはよーーーーく分かった』
「はぁぁ!なんでそうなるのよ。全然違うわよ!」
『はははは、ツンデレおつらぁば!』
不視の言葉に反論する夜叉。それをからかったに不視に夜叉は骨を投げつける。
『まぁ、皆が何を言いたいのかは分かった。けど、なんでそれを僕に聞くの』
不視の疑問はもっともだ。正直、カルデア一影が薄いと自負している不視にとって相談されるとは思ってもいなかった。
「いや、お前が影薄いとか正直ないわー」
『!?』
「不視殿ってピンポイントで濃い時とかあるな」
『!!!?』
狂犬、現世の言葉に不視は驚きの顔をする。
「正直、あの交渉に優しいって時点で相当濃いわよ貴方」
『いや、それは流石に言いすぎじゃないかな?』
『で、何の話してたんだっけ?』
ちょっと、自分があのカオスっぷりと同等と言う事実に衝撃を受けつつ不視は話し再開させる。
「だから最近、交渉の様子がおかしいってことだ。最初に比べてこう・・・キャラがブレてるっていうか」
「情緒不安定と言うべきかもしれないな」
狂犬の言葉に現世が続ける。
『キャラがブレてるって言うけど、交渉ちゃん割と最初っからあんな感じだったよ』
「いやいやいや、いくら何でもおかしいわよ。あれはもう下手したら多重人格とかそんな感じよ」
不視の言葉に夜叉が否定する。確かに、最初と比べてちょっぴり愛が重たくなっていたりはするものの不視にとって別段おかしなことはなく、
『ああ、そうか。そういうことか』
ポンと何か思いついたのか不視は手を打つ。
「何?やっぱり何かあるのね」
ガタッと身を乗り出す夜叉。
『うん。取りあえず、君たちが交渉ちゃんの事が大好きゃるぶ!?』
「それはもう良いのよ」
再び骨を投げられる不視であった。
『まぁ、交渉ちゃんはおかしいって言うけど別におかしくなってないよ』
赤くなった額をさすりながら不視は話す。
『むしろ、正しくなったっていう感じかな?おっと、疑問は受け付けないよ。これは僕の憶測なんだから』
『そもそも、交渉ちゃんは正規の英雄じゃない。ガワのベースとなっているのが今の交渉ちゃんであって本来は様々な存在が混じり合っているんだよ』
『器は同じで中身はぐちゃぐちゃ。だから、言葉の端々に違和感を感じるんだよ』
『もっとも、交渉ちゃんにとってはそれが当たり前。だって、中身の元は同じなんだから。』
『まぁ、気にすることは無いよ。暫く経ったら中身が統一されるか。器が変わるかのどっちかになるんと思うから』
『さて、これで君たちの疑問は解消した。さぁ、解散解散』
「やっぱ、おめえは十分濃いと思うぞ」
狂犬の言葉に不視以外の二人はうんうんと頷く
「なんでさ」
後日談
数日後のカルデアでは交渉がショタになったり狂犬がお父さん宣言したりと相も変わらず混沌としていた。
不視はその光景を眺めながらお茶を飲む
「本日もカルデアは混沌と。平和だね」
カッコつけずそうぼやくのであった
このページへのコメント
流石親友だね!
いや、ほんとに補足ありがとうございます。
私としても説明したいけど、文に起こせなかったので。
これからもよろしくお願いします!