最終更新:ID:pnUQ7tVRDw 2016年08月24日(水) 12:04:41履歴
「ここが新たに出現した特異点か」
バイクに跨る少年、デミサーヴァントのユーゴがレイシフトした周辺を見回す。
「ここは森でしょうか?」
「全く奇怪な場所ですな主」
「……」
ユーゴの脇を固めるのは3人のサーヴァント。
大柄な体躯で歴戦の兵の威圧を見せるセイバー、トリヴィクラマセーナ王。
その華奢な体に三尺以上もある方天画戟を軽々と持っているライダー、呂布奉先
そしてカメラを片手に現代の衣装に身を包むアヴェンジャー、無銘(名もなき戦場記者)
『気を付けろ、突然現れた特異点 それに通常は6体送れるサーヴァントが今回は3体しか送れなかったんだ。何が起こるかわからん、気を引き締めて進んでくれ』
通信機からDr.セージの忠告が入る。そしてバイク…いや元々の姿はユーゴと融合したサーヴァントの宝具でライダーのサーヴァントのトロイの木馬
その中には彼ら本来のマスターであるぐだ子とカルデアの所長であるベール=ゼファーも搭乗している。
なんでそうなってるのかは…第一特異点を参照ということで。
≪…!? 森の奥からサーヴァントの反応を確認。猛スピードでこっちに向かっているわ!≫
中にいる所長からの指示で三人のサーヴァントはとっさに身構える。
そして森の奥から現れたのは…
「あぁ、遅刻遅刻!急がないとあの女王様また怒っちゃうよ〜」
そこに現れたのはウサギの耳を生やした白髪の少女。
「え?兎耳さん!?」
その少女は普段カルデアのサーヴァントであるキャスター因幡の白兎その人であった。
しかしいつも来ている服装と違いきっちりと整えた執事服に身に纏っていた。
「こっちに気づいてない…?敵意あるようには見えないけど…」
呆気に取られてたそのとき、兎耳に向かって何発もの銃弾が飛んでくる。
「ちょちょちょちょちょ!?殺意あり過ぎでしょ!誰だよアイツをアリス枠にぶち込んだ奴は!」
そう文句を言って脱兎のごとく逃げ出す。
「…近くにもう一体のサーヴァント反応!これは…アーチャー?」
「チッ…取り逃がしましたか」
そこにいたのは可愛らしい水色のドレスにエプロンドレスを重ねた姿。
しかしそれ不相応なショットガンに明らかに殺意に満ちた目をした赤い髪をした女が現れた。
そして彼らがよく知っている人物でもあった
「じょ、じょ、じょ 女傑さん!?!?!? なんて格好してるんですか!?」
「おや?お待ちしておりました。どうやらこちらにレイシフトされたんですね」
フアナ・アズルディデ・パディーリャ バーサーカーとして第一特異点に同行し敵バーサーカーと相討ちの形で消滅した。
その後カルデアで再召喚されたはずなのだが………
「バーサーカー!なぜここに!?自力で脱出を!?」
「私はバーサーカーではありません。此度はアーチャーのクラスで召喚されました 名は アリスと申します」
「「「「「え?」」」」」
「アリスです」
≪いやそこまで強調しなくていいから≫
「応、しかし女傑殿 「アリスです」何故そのような格好を?それにさっきのは兎耳殿ではないか いったい何がどうなっているのか」
「そうですね こちらに来たのであれば説明する必要がありますね」
そういって葉っぱを一枚ちぎって食べながら説明し始める。
「この森(モグモグ)いえこの不思議の国は(モグモグ)ハートの女王という女が支配しています(モグモグ)」
≪ちょっと待って、なんで葉っぱ食べてんの おかげで話が全く入ってこないんだけど≫
あきれ返った所長が突っ込みを入れる。
「いえ、この森はすべてお菓子でできているので 良かったら食べてみてください」
「え?マジで(ブチッ) あ、ホントだうめぇ!」
「おお!この木の皮美味であるな!」
「……美味しい(モグモグ)」
「うわ、土までお菓子になってる。あっこれチョコレート味ですね」
≪ずるいなー!私にもくださいよ先輩≫
≪食っとる場合かぁーーーーッ!!!!!!≫
「そうですね、失礼しました。ハートの女王はとても傲慢で神性を感じたら無差別に人を半殺しにしていく暴君です」
「うん、どっかで聞いたフレーズですね」
「そして彼女はこの不思議の国にある全ての甘味を独り占めし始めたのです。材料も調味料もすべて」
「うわ〜、彼女ならやりかねない」
「先ほどの白ウサギはハートの女王の手先の者。だからショットガンぶっぱで追っていました」
「これではお菓子が作れません!そういうわけで隊長 彼方たちの力を貸してください。我々の手でこの国に甘味を取り戻さねば!」
「割と私怨入ってません!?女傑さん!」「アリスです」
≪正直私帰りたいんだけど……というかさっきの説明でやる気出す人間が≫
「ハートの女王……許せない…」
≪残念ながら所長ライダー、やる気満々みたいです≫
『仮にも特異点なのだ 原因を突き止めて解決するしかない』
「ドクター、この特異点で人類史にどんな影響が」
『地球上にお菓子がなくなって人類死ぬんじゃね?』
≪適当過ぎるわ!あんた絶対分かってないでしょ!≫
「それは一大事だ!皆ハートの女王の暴走を止めよう!」
≪先輩が健気すぎて泣けてきます≫
「では行きましょうか。ハートの女王から甘味を取り戻す戦いへ」
「応頼りにしておるぞ!女傑殿」「アリスです」
――――続く?
―――――――――――――――――――――――――――――
【おまけ】イベント限定報酬
◆フアナ・アズルディ・デ・パディーリャ〔アーチャー〕
☆☆☆☆ SR
「私の名はアリス!この国に甘味を取り戻す者!」
ボリビアの女傑ことフアナ・アズルディ・デ・パディーリャ。
しかし今回は不思議の国の救世主アリスとして姿を現す!
ショットガンを片手にハートの女王の手下たちを迎え撃つ。
割と私怨入り交じってるけど甘味を愛する心は失ってない乙女はハートの女王から甘味を取り戻せるのか!?
バイクに跨る少年、デミサーヴァントのユーゴがレイシフトした周辺を見回す。
「ここは森でしょうか?」
「全く奇怪な場所ですな主」
「……」
ユーゴの脇を固めるのは3人のサーヴァント。
大柄な体躯で歴戦の兵の威圧を見せるセイバー、トリヴィクラマセーナ王。
その華奢な体に三尺以上もある方天画戟を軽々と持っているライダー、呂布奉先
そしてカメラを片手に現代の衣装に身を包むアヴェンジャー、無銘(名もなき戦場記者)
『気を付けろ、突然現れた特異点 それに通常は6体送れるサーヴァントが今回は3体しか送れなかったんだ。何が起こるかわからん、気を引き締めて進んでくれ』
通信機からDr.セージの忠告が入る。そしてバイク…いや元々の姿はユーゴと融合したサーヴァントの宝具でライダーのサーヴァントのトロイの木馬
その中には彼ら本来のマスターであるぐだ子とカルデアの所長であるベール=ゼファーも搭乗している。
なんでそうなってるのかは…第一特異点を参照ということで。
≪…!? 森の奥からサーヴァントの反応を確認。猛スピードでこっちに向かっているわ!≫
中にいる所長からの指示で三人のサーヴァントはとっさに身構える。
そして森の奥から現れたのは…
「あぁ、遅刻遅刻!急がないとあの女王様また怒っちゃうよ〜」
そこに現れたのはウサギの耳を生やした白髪の少女。
「え?兎耳さん!?」
その少女は普段カルデアのサーヴァントであるキャスター因幡の白兎その人であった。
しかしいつも来ている服装と違いきっちりと整えた執事服に身に纏っていた。
「こっちに気づいてない…?敵意あるようには見えないけど…」
呆気に取られてたそのとき、兎耳に向かって何発もの銃弾が飛んでくる。
「ちょちょちょちょちょ!?殺意あり過ぎでしょ!誰だよアイツをアリス枠にぶち込んだ奴は!」
そう文句を言って脱兎のごとく逃げ出す。
「…近くにもう一体のサーヴァント反応!これは…アーチャー?」
「チッ…取り逃がしましたか」
そこにいたのは可愛らしい水色のドレスにエプロンドレスを重ねた姿。
しかしそれ不相応なショットガンに明らかに殺意に満ちた目をした赤い髪をした女が現れた。
そして彼らがよく知っている人物でもあった
「じょ、じょ、じょ 女傑さん!?!?!? なんて格好してるんですか!?」
「おや?お待ちしておりました。どうやらこちらにレイシフトされたんですね」
フアナ・アズルディデ・パディーリャ バーサーカーとして第一特異点に同行し敵バーサーカーと相討ちの形で消滅した。
その後カルデアで再召喚されたはずなのだが………
「バーサーカー!なぜここに!?自力で脱出を!?」
「私はバーサーカーではありません。此度はアーチャーのクラスで召喚されました 名は アリスと申します」
「「「「「え?」」」」」
「アリスです」
≪いやそこまで強調しなくていいから≫
「応、しかし女傑殿 「アリスです」何故そのような格好を?それにさっきのは兎耳殿ではないか いったい何がどうなっているのか」
「そうですね こちらに来たのであれば説明する必要がありますね」
そういって葉っぱを一枚ちぎって食べながら説明し始める。
「この森(モグモグ)いえこの不思議の国は(モグモグ)ハートの女王という女が支配しています(モグモグ)」
≪ちょっと待って、なんで葉っぱ食べてんの おかげで話が全く入ってこないんだけど≫
あきれ返った所長が突っ込みを入れる。
「いえ、この森はすべてお菓子でできているので 良かったら食べてみてください」
「え?マジで(ブチッ) あ、ホントだうめぇ!」
「おお!この木の皮美味であるな!」
「……美味しい(モグモグ)」
「うわ、土までお菓子になってる。あっこれチョコレート味ですね」
≪ずるいなー!私にもくださいよ先輩≫
≪食っとる場合かぁーーーーッ!!!!!!≫
「そうですね、失礼しました。ハートの女王はとても傲慢で神性を感じたら無差別に人を半殺しにしていく暴君です」
「うん、どっかで聞いたフレーズですね」
「そして彼女はこの不思議の国にある全ての甘味を独り占めし始めたのです。材料も調味料もすべて」
「うわ〜、彼女ならやりかねない」
「先ほどの白ウサギはハートの女王の手先の者。だからショットガンぶっぱで追っていました」
「これではお菓子が作れません!そういうわけで隊長 彼方たちの力を貸してください。我々の手でこの国に甘味を取り戻さねば!」
「割と私怨入ってません!?女傑さん!」「アリスです」
≪正直私帰りたいんだけど……というかさっきの説明でやる気出す人間が≫
「ハートの女王……許せない…」
≪残念ながら所長ライダー、やる気満々みたいです≫
『仮にも特異点なのだ 原因を突き止めて解決するしかない』
「ドクター、この特異点で人類史にどんな影響が」
『地球上にお菓子がなくなって人類死ぬんじゃね?』
≪適当過ぎるわ!あんた絶対分かってないでしょ!≫
「それは一大事だ!皆ハートの女王の暴走を止めよう!」
≪先輩が健気すぎて泣けてきます≫
「では行きましょうか。ハートの女王から甘味を取り戻す戦いへ」
「応頼りにしておるぞ!女傑殿」「アリスです」
――――続く?
―――――――――――――――――――――――――――――
【おまけ】イベント限定報酬
◆フアナ・アズルディ・デ・パディーリャ〔アーチャー〕
☆☆☆☆ SR
「私の名はアリス!この国に甘味を取り戻す者!」
ボリビアの女傑ことフアナ・アズルディ・デ・パディーリャ。
しかし今回は不思議の国の救世主アリスとして姿を現す!
ショットガンを片手にハートの女王の手下たちを迎え撃つ。
割と私怨入り交じってるけど甘味を愛する心は失ってない乙女はハートの女王から甘味を取り戻せるのか!?
このページへのコメント
皆さん様々な感想ありがとうございます
◆偽物さん
「アリスです」
一度こういうネタもやってみたかったんですよね
◆狂犬さん
「………(ショットガンを向けながら)」
配役は大体固まっています
◆屍鬼さん
今回キャラ崩壊著しいですからね
屍鬼さんもある程度覚悟しておいてください
◆災獣さん
ハートの女王…一体何者なんだ?
◆写真さん
ありがとうございます 中の人も見てみたい
◆紅呂さん
ありがとうございます
台詞数は少ないかもしれませんがその分存在感出せればなぁと思います
◆兎耳さん
今回のイベント兎耳さんは好待遇ですよ(酷い目にあわないとは言っていない)
◆盛衰さん
良い…
◆中華さん
アリスは配布ですね
あと頭の中で礼装や限定サーヴァントの説明とか考えています
◆カニさん
ハートの女王…一体何ポーンなんだ?
沢山の感想ありがとうございました
第2話現在も執筆中でございます
ハートの女王様なにしてんスか
イベントだぁ、配布はアリスで決まりですね。
まだ出てないアリスキャラに誰がキャスティングされるか気になります、執筆お疲れさまでした。
イベント風幕間……良い……。
アーチャー女傑さもといアリスさん素敵ですね。
ストーリーをクリアして完全加入してもらおう!
兎が凄い厚待遇を受けているだと……もっと無様に殺してもいいのよ?
話はアリスなのに人選が意外で先が読めなかった、話自体も滑らかに続くし読んでて楽しかったです
次も楽しみに待っています、お疲れ様でした