最終更新:ID:FOJ0vsenlw 2016年08月12日(金) 02:25:45履歴
「とある白兎の悪戯物語(ケースファイル)」
兎耳「うんうん、今日はいい天気だなあ。
こんなにいい天気だとやることは1つ……そう、悪戯だね
今日もぶらりと暇してる人のところに行こうかな」
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悪縛「ふむ、やはり希臘が作った酒は美味いな!大きな事件もなく実に平和な午後だ」
兎耳「そういう言葉をフラグっていうんだよねえ。言葉には気を付けなくっちゃだめだよ
さて、向こうはこっちに気づいてないみたいだし……【酒は炭酸で爆発する!】」
悪縛「うわっ……っ!?いきなりなんだこれは?おかげで全身が濡れてしまった」
兎耳「大丈夫おにーさん?タオルでも持ってくる?」
悪縛「ああ、君か。いや、大丈夫だよ。酒の中身もなくなったし自室に戻って拭くとするよ
では俺は一足先に失礼するよ、さよならだ」
兎耳「……チッ、タオルを高額で売りつけれなかったか、まあいいや次のターゲットを探そう」
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兎耳「おやおや、前を歩いているのは魔弾ちゃんかな、あの人とはあんまり喋ったことないし交友を深めようか
そうだなあ……ここは古典的に行こうか【この先の道は落とし穴である】……っと」
魔弾「くっ!なんで道の真ん中に落とし穴があるんだよ」
兎耳「お困りですかおねーさん、深い穴だし手伝ってあげようか?」
魔弾「ああ助かるよ……いや、なるほどそういうことか。貴方がボクに悪戯を仕掛けたんだね」
兎耳「いやいや、そんなまさか。やる理由がないじゃない!それはそれとして用事を思い出したのでまたね!」
魔弾「ほう、ボクの魔弾から逃げられるとでも?少しは反省したらいいよ」
兎耳「待ってマジで撃たないで!追尾性能たっか!今かすった!ごめんなさい!もうしませんから!」
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兎耳「ひどい目にあった……でもこれで反省するような私じゃありません!次の相手は女傑さんにしよう!
戦争大好きなのに結構なインドア派だし部屋でも覗いてみようかな」
女傑「………」
兎耳「読書の最中かー…そうだねここは【お茶が本に零れる!】」
女傑「わっ!お茶が零れてしまいました…どうしましょう」
兎耳「大丈夫ですかおねーさん?何か困りごとでもあるんですか?」
女傑「あらあなた……何か邪な匂いがしますね。心当たりはありますか?」
兎耳「なんで連続でバレ…じゃない、気のせいじゃないかな!
私は用事があるから立ち去るよ、じゃあね!」
女傑「用事があるなら普通はわざわざ部屋に来ませんよ……
あの子には少し説教をしたほうがいいんでしょうかね」
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兎耳「これは今日はもう帰ったほうがいいかな、運がない日は大人しくしてるに限るよ」
悪魔「おや、兎耳殿闇に飲まれよ!我は漆黒の翼を畳み、宵闇に深く沈むところぞ!
(兎耳殿こんにちは!俺はこれから帰って休むところだ!)」
兎耳「うん私も帰るところだよ。よかったら一緒に帰る?」
悪魔「魔王の隣に並び立つ栄光、汝はそれに足る資格を有している
(ああ、一緒に帰ろうか)」
兎耳「といっても数十メートル程度しか一緒に歩けないけどね、1人よりはいいけど」
悪魔「世界は我を収めるには小さい。だがまるで眩く光る暗闇の様だ
(確かに距離は短いが一緒に歩くのはいいものだ)」
兎耳「下心ありありだねえ…っと、ここでお別れかな、またね!」
悪魔「闇に飲まれよ!(お疲れ様です!)」
兎耳「………同じ闇に飲まれよなのにこんにちはとお疲れさまの意味があるのはどういうことだろう
今度会ったら聞いてみようかな……いや、特に意味はないんだろうけど」
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兎耳「今日はあんまり悪戯に成功しなかったけど充実した1日だったね、明日は誰に悪戯して回ろうかなあ……
ああノックか。はい、誰ですかー。ってオオナムヂどうしたの?え、説教?あの、その…すみませんでしたあ!」
とある白兎の悪戯物語(ケースファイル) 完
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